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朝霧シープドッグトレーニングセンター
富士山のふもとのシープドッグ育成訓練場
シープジェーピー初!羊が脇役!!
管理人達が伺ったのは10月1日、朝は少し肌寒いくらいだが、日中は気候としては過ごしやすい頃で、羊も牧羊犬もコンディション調整としては最適だろう。
この日も牧羊犬の飼い主達が元気のいい犬達を連れて、東は神奈川県横浜市から、西は愛知県岡崎市と知多半島方面から訪れていた。
管理人達がまず驚いたのが、自動車に犬が満載! え?これ全頭講習受けるのか?と思ったが、牧羊犬以外もみんな連れてきているようだった。
普段、羊(多):犬(1)で見ることが多いのだが、「そうだここは犬が主役だ」と思い出したのである。
シープドッグと飼い主の真剣勝負!
牧羊犬のトレーニングは、実地が1ラウンド7分前後を牧羊犬や羊のコンディションを鑑みて1日3〜4ラウンドで構成される。
少し短いなぁと感じたが、トレーナーの木川慎二郎さん曰く、牧羊犬の集中力の持続や、羊の追われ慣れを考慮すると適当な時間なのだとか。
覚える側の牧羊犬には集中力が最大限発揮できる時間で確実にモノにさせ、追われる側の羊には段々追われるのにも慣れてきて「そんなに怖くないや」とナメられるのを防ぐことが出来る。
羊の側にしてみれば追われ続けてたまったものではないが、君達を羊飼いの下へ導く立派な牧羊犬を育てるためだ、我慢してもらおう。
牧羊犬への命令はわずかに5つ。右回り、左回り、まっすぐ、待て、終了である。
終了を除けば実質4つの命令と羊飼いの立ち位置を駆使して、羊を目的の場所に誘導する。命令はシンプルだがシチュエーションは無限大だ。
羊飼いと牧羊犬、そして羊との知恵比べのようである。
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